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凍えるような雨の下で

冷たい雨が降りしきり、一歩間違えていたら雪になってしまったような寒い一日でした。園内に人の姿はほとんどありませんが、それでも動植物たちはたくましく生きています


           ↑ふかふかの落ち葉に埋もれたシクラメン



         ↑目が覚めるような、真っ赤なドウダンツツジ



        ↑チョウorガのぬけがら。少し前に、さなぎから巣立って行ったのでしょう。


        ↑乱層雲。暗い灰色の雲で、乱層雲からは雨や雪が降ります。
        積乱雲と違い、ザーッと激しく降ったり雷が鳴ったりはしません。

凍えるような雨の日は、コタツから一歩も出たくないのが人情ですが、
植物は雨に洗われて、ふだん以上に鮮やかな色を醸し出しています。
気分転換に、自然の中に来ると思わぬ発見があるかもしれません(かねごん)。

温もりを求める虫たち

冬の足音が近づき、日に日に寒くなってきました…。虫たちも姿は減ってしまいましたが、天気の良い日中にはよく探すとまだまだ見つけることができます。今回はそんな虫たちを紹介しようと思います!

↑ツワブキの花を吸うキタテハ
↑イチョウの上で日光浴するウラナミシジミ

チョウは寒いとあまり動くことができないので、今の時期は午前中に日当たりの良い場所で翅(はね)を広げて日向ぼっこをしている姿をよく見かけます。

↑アブラムシを食べるナナホシテントウ↑オオカマキリの卵

キタテハやナナホシテントウは木の洞(うろ)や枯草の下などの暖かい場所に隠れて冬越しします。ビジターセンターの中にも時折テントウムシが温もりを求めて訪ねてくることがあります。春にはまた会うことができるかもしれませんね!天気の良い日の公園に来た際は是非虫たちを探してみてください♪
(まこちゃん)

ツツピーツツピーヒーヨヒヨ

二子玉川公園の朝は人は少ないものの、あちらこちらからにぎやかな声が聴こえてきます。

ツツピーツツピー

ヒッヒッヒッ

ピョーーーーーー!

ヒーーーーーーヨ!

今週の朝、園内で見られた鳥をご紹介します♪

シジュウカラ(帰真園)

メジロ(帰真園)

ヒヨドリ(エントランス広場)

モズ(エントランス広場)

昼間よりも人の少ない朝の方が、色々な鳥が活発に動く様子が見られます。

鳥の元気な声が聴こえると、こっちも「今日もがんばるぞ~!」と活力が湧いてきます。

木の葉も落ちてきて、野鳥観察がしやすい季節になってきました。

ぜひ、お散歩の時は公園にいる鳥にも注目してみてください♪

(まーちゃん)

ナチュモコガーデン、秋色花壇になりました♪

秋も深まり、公園内の木々の葉も少しずつ色づいてきています。
11月8日(土)、ナチュモコガーデンで毎年恒例の植え替えイベントを行いました。

今回も小さなお子さんから大人の方までたくさんの参加者の皆さんとみどりグループサポーターさんの力で無事に植え替えが終わりました。
皆さん、どうやったら綺麗にみえるかを工夫して植えてくれて、それぞれ個性豊かな、そして可愛らしい秋色花壇に生まれ変わりました。

寒さにも強い花なので、冬の時期もどんどん成長し、春までの長い間、花壇を彩ってくれます。
どんな花が咲いているかはナチュモコガーデン入口看板にも掲示しています。

 

今回はほんの一部をご紹介。
どんな花壇になったかは、お散歩がてらナチュモコガーデンに直接見に来てくださいね。
                                  なべちゃん

 

ススキの下には

帰真園には夏の終わり頃、ススキに穂が付きはじめます。

猛暑が落ち着いて、秋の兆しが感じられる頃

ススキの生え際を探してみると…

なんとも不思議な形の植物が!

「ナンバンギセル」という植物です。ハマウツボ科の寄生植物で、ススキ(イネ科)に寄生しているため、葉緑素を持ちません。ススキから養分をもらって生育しています。

花の名前の由来が昔々南蛮人が使っていた煙管に似ていることから付けられました。

図鑑などでは花期が10月頃までですが(写真は10/27撮影)、

ススキの下をのぞいて探してみてくださいね♪まだ見られるかもしれません!

(ゆってぃ)

いのちの森の秋

いつもと変わらない「いのちの森」に見えますが、秋がやってきています!

よく見ると、木の実があちこちに・・・。

まだ暑い日もありますが、森に実りの秋がやってきています。

10月11日(土)13:30~15:00には「いのちの森」で「小さな秋まつり」イベントも行います。

10/11(土)みどりグループ「森のちいさな秋まつり~五感で森を楽しもう~」

普段は入れない森の中にちょこっとお散歩もできるので、ぜひ来てくださいね!

(ゆっきー)

みじかなしぜんみっけ!

二子玉川公園では、いろいろなイベント・プログラムを実施しているのをご存知ですか?

これも公園の見どころのひとつ。

今日は少し、その様子をご紹介♪

奇数月の第三土曜日に実施している、ふれあいプログラム特別編「自然ガイドウォーク」

今日は大人も子供もたくさんの方が参加してくれました。公園にある普段は気づかない【みじかなしぜん】をみつけてみよう、とみんなで出発!

 

森(国分寺崖線)と川(多摩川)に挟まれた二子玉川公園には、実は都会の公園でもいろいろな生き物がいるのです。

 

「なにこれ~!!」

「さわってみたい!」

「ちょっとこわい」

「かわいい~!みてみて~!」

とビジターセンターからナチュモコガーデンというわずかな道のりでしたが、季節のお花や虫たちをたくさん発見して分かち合いました。

1人だと気づかないことも、みんなで歩くと楽しい、うれしい、発見に満ちている。

そんなことを感じる時間でした。

 

他にもさまざまなイベントやプログラムを行っています。ぜひ、InstagramやHPをチェックしてみてくださいね。

(さとちゃん)

 

やったー!雨だー!

久しぶりに降った恵みの雨!
生き物たちの喜びの声が聞こえてきそうです。

涼しく静かな園内では、1時間だけでも色々な生き物に出会えました。

最近草広場を縄張りにしているモズ


ヤマトシジミ


アオモンイトトンボ
シオカラトンボ

人も生き物たちも過ごしやすいようで、
多少の雨は気にせず元気に飛び回っていました。

暑さを気にせずのんびり自然観察をすることができて、スタッフも大満足!
雨の日は外に出ること自体が億劫になりますが、
今の季節は色々な種類の生き物が見られてオススメですよ♪

(まーちゃん)

 

最近の公園タヌキNEWS

今年4月に公園に立ち寄るタヌキの紹介をさせて頂きました。

タヌキも立ち寄る二子玉川公園

最近もため糞場には、タヌキが訪れます。

4月の映像と比べると夏毛になり、ほっそりした姿に見えます。

少し前になりますが、6月には帰真園で親タヌキが仔タヌキを運ぶ様子が撮れました。

仔タヌキの成長に応じて、より良い巣を求めて引越しをすることがあるようです。

この映像で咥えられていた仔タヌキは、今では大人に近い姿になっていると思われます。

成長した姿をまた私たちに見せて欲しいですね。

 

多摩川河川敷で見つけたため糞場からビニールの切れ端が出てきました。

タヌキが誤ってゴミを飲み込んでしまうことが多々あります。

二子玉川公園では、公園サポーターグループの安全安心サポーターさんが公園内のゴミ拾い活動を行っています。ゴミ拾い活動は景観だけでなく野生動物たちを守ることにもつながります。

映像の仔タヌキのためにも、ゴミのない公園を皆さまと一緒に目指していきましょう。

 

(こば)

夏の木陰でひっそりと。

8月も半ばを過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いてますね。

この暑さなので、のんびり公園散策とはいきませんが・・・・
木陰に入ると、生きものたちが活動している姿を見ることができます。

こちらはイチモンジセセリです。

この時期になるとよく見かけるチョウの仲間です。
陽射しの強い日中はこうした木陰で過ごしていることが多く、
ハギの花の蜜を吸うために花から花へと飛び回っている姿に出会えました。
口吻(こうふん)といわれる長いストローのような口で、
細長い花の奥にある蜜を上手に吸っています。

そして、今日の私にとっての大発見!
メスジロハエトリグモというハエトリグモの仲間です。


その名の通り、メスが白い色をしています。
初めて見たハエトリグモですが、
白い色が目立っていて、長く見ていても飽きない美しさでした。

普段ならあまり気が付かなかったのですが、
木陰を散策したおかげで、素敵な出会いとなりました。

暑い時期は、熱中症に気をつけて、木陰にひっそりいる生き物を探してみてくださいね!

                                 (なべちゃん)