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恥ずかしがり屋さん新加入

サウナのような蒸し暑さですね。

公園ビジターセンター1階のふれあい休憩室では、近隣を流れる多摩川の生きものを展示しています。

河川は上流から河口まで環境が繋がっていることを知ってもらうため、多摩川の様々な環境で暮らす魚や甲殻類がいます。

中でも人気なのが、川と海の間の環境「河口域」にすむ生きもの達の水槽です。
今日はその河口域水槽の新メンバーをご紹介します。

 

ユビナガホンヤドカリというヤドカリで、砂地や岸壁で暮らしています
恥ずかしがりなのか、後ろ姿しか見せてくれませんでしたが…

暑いお外に疲れたら、涼みに来がてら新しいメンバーの様子を見に来てくださいね!

(まっつん)

樹液に集まる虫たち

夏も本番!こどもに大人気の樹液に集まる虫と言えば…カブトムシとクワガタですよね!

「コナラ」や「クヌギ」の樹液が大好きでよく集まっています。

しかし!樹液に集まる虫は他にもたくさんいます!今回はその虫たちを紹介しようと思います。

二子玉川公園では、「シラカシ」という木の樹液に虫が集まっていることがあります!


シロテンハナムグリ

シロテンハナムグリは園内のあちこちで見られる、カナブンとは違う甲虫の仲間です。ハナムグリという名前ですが、花よりも樹液や木の実によく集まっている姿が見られます。もし、シロテンハナムグリがたくさん飛んでいたら実がなっていたり、樹液が出ているかもしれません!探してみましょう!

コムラサキ

園内に生息するチョウでは少し珍しいですが、樹液にはよく来ている常連です!オスは光の角度で紫色に輝く美しいチョウです。

そんな集まる虫たちを狙うハンターもいます。

↑ハラビロカマキリがコムラサキを捕らえた瞬間

コムラサキが翅を羽ばたかせて抵抗しますが、ハラビロカマキリは鎌のような前脚でしっかりと獲物を捕らえて離しません。

ハラビロカマキリは樹上性のカマキリで、草地よりも木の上を好みます。樹液に集まる虫たちはハラビロカマキリにとって絶好の餌場なのかもしれません。

公園に来た際は、木の幹も虫たちが集まっていないか観察してみてはいかがでしょうか?

※樹液にはスズメバチやムカデなどの有毒生物も集まります。こちらから刺激しなければ攻撃してこないので、無暗に突いたりせずに木から離れて静かに観察しましょう。

(まこちゃん)

ナチュモコガーデンの自然~夏バージョン~

夏の花の植え替えが終わりました!サポーターさんやスタッフと協力してお水やりをしてます。

花壇をじっくり観察していると、嬉しい生き物の出会いもあります!

ハーブエリアのミントの花にオオセイボウがいました!漢字で書くと大青蜂。「宝石蜂」の異名をもちます。美しい蜂ですが、生態はスズバチ(トックリバチの仲間)が作った泥の巣の中に産卵する寄生蜂。スズバチの幼虫とスズバチが運んでくるイモムシなどを食べて成長するそう。幸せを運ぶ青い蜂を探しに、ナチュモコガーデンに遊びに来てくださいね♪

(ユッティ)

夏の花

こちらの写真は全てムクゲの花。紫色や白色、八重咲などバリエーションが楽しめます。

気温の高い日が続く毎日ですが、二子玉川公園では暑さに負けず、夏の花が咲いています。

まだ蕾のものもあるので、しばらく楽しめそうです。

(ゆっきー)

トンボいろいろ集まる池

帰真園の池では、春~秋にかけて文字通り“色色”なトンボが見られます!

今回は、今朝見つけたトンボをご紹介します♪

全身の赤が目を引く「ショウジョウトンボ」のオス

ショウジョウトンボとは正反対の淡い水色の体の「シオカラトンボ」のオス
私はこの目(複眼)の色がお気に入りです。

黒の体に黄色が映える「コシアキトンボ」のメス

水辺から生えているカキツバタなどの植物がトンボの休憩スポットになっているようで、
じっくり観察するのにオススメの場所です!

季節によって見られるトンボの種類が変わっていきます。
これからどんなトンボに出会えるのか、わくわくしますね♪

トンボを観察するときは次のルールを守って、人も生き物も気持ちよく利用できる庭園でいられるようご協力をお願いいたします。

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日本庭園「帰真園」は、生き物の棲み処でもありますが、庭園の景色や静かな時間を楽しんで頂くための場所でもあります。

●柵の中には入らない

●生きものを捕まえて持ち帰らない

●飼っていたり、捕まえてきたりした生きものを逃がさない

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(まーちゃん)

ビオトープにウンチしたの誰?

先日、サンクチュアリの中にある小さな池(ビオトープ)の掃除をしてきました。

ビオトープの掃除は定期的に行っており、前回は繁茂したアオミドロの掃除を行いました。

前回の掃除の様子↓

サンクチュアリの池

 

今回はある動物が池によくウンチをしていくので掃除をすることにしました。

網で底を掬うと、食べられた植物の種がいっぱい入ります。

ウンチの落とし主を確かめるべく、池の前に仕掛けていた自動撮影カメラのデータを確認することに。

 

すると、

 

 

出ました!

ハクビシンです!!

ハクビシンは水がある場所で排泄をする習性があります。

↑の動画では、10秒ぐらいから排泄をしています。

まさに教科書通りの映像が撮れました。

 

また、サンクチュアリの池には他にも様々な生き物が訪れていることが自動撮影の記録から分かりました。以下、動画と共に紹介します。

 

タヌキ

 

水を飲みによく訪れます。

タヌキさん、そこでハクビシンがウンチしてましたよ💦

よく分かりませんが、まだ?大丈夫みたいです。

 

アズマヒキガエル

 

たまに水に入りに来ます。

今年はこの池で卵も見られましたが、残念ながら孵ることはありませんでした。

来年はオタマジャクシの姿も見たいですね。

 

ムクドリ

 

1,2羽でよく訪れますが、たまに群れで水浴びをする様子も見られます。

 

シジュウカラ

 

ムクドリほどではありませんが、たまに訪れます。

 

サンクチュアリは生き物が棲み付くようにスタッフやジュニアサポーター(公園のボランティアグループの1つ)が工夫を施した場所で、ビオトープはその工夫の一環です。

この小さな池は、公園の中と外を行き来する生き物たちの拠り所になっています。自動撮影カメラの設置により、水飲み場や水浴び場、(あとトイレ)として動物たちの休憩所として使われていることが分かりました。

人の手で作られた池なので、アオミドロや動物のウンチだらけにならないように今後も様子を見て管理していく必要があります。

 

今回は一般公開していない秘密の池の紹介でした。

サンクチュアリは自然保護の観点から一般の方が自由に入れない場所となっています。

サンクチュアリの自然情報が気になる方はビジターセンターまでお越しください♪

 

(こば)

七変化するアジサイの花

ようやく梅雨入り。
この時期の見頃の花といえば、アジサイですね。
公園内には、色々な種類、色、大きさのアジサイがあり、少しずつ見頃を迎えています。

今日はセイヨウアジサイの仲間をご紹介。

花の咲き始めから咲き終わりまで、色の濃さの違いや花の移り変わりのグラデーションなど
色々なアジサイの表情が楽しめます。
その日のお天気や光の当たり具合でも色の見え方は違ってくるので、毎日見ていても飽きません。

雨の日のアジサイは鮮やかに見えるので、とてもおススメです。
しとしと雨の中のアジサイ散歩に出かけてみませんか?

※実際は、花びらのようにみえるものは『ガク』でその中央にあるものが花ですが、ここでは全体を『花』と表現しました。

                                  (なべちゃん)

ニョロニョロ?いえ、ヤセウツボです

この時期になると草地にこんな、ムーミンに出てくるニョロニョロのような生きものを見かけることがありませんか?

こう見えても、植物なんです。

ちょっと不思議な形と色をしていますね。

自身では葉緑素を持たずに根を他の植物の根に食い込ませてそこから養分を吸収する寄生植物、ヤセウツボなんです。

よく寄生するのがマメ科だそうなので、写真でもシロツメクサの近くから生えていますね。

枯れるとこんな感じに茶色くなります。

二子玉川公園ではみどりの遊び場やサンクチュアリなどで今の時期に見られますよ。

(ゆっきー)

 

みのりのはじまり

サクラもフジも花が終わり、新緑の眩しい二子玉川公園です。
陽射しも日に日に強まっているような気がしますね。

花の終わった木々は今、ちらほらと実が付きはじめています。

オオシマザクラの実(さくらんぼ)は色が付きはじめ・・・

 

コナラの実(どんぐり)は、できたてほやほやの赤ちゃんの姿!

 

ヤマモモの実は、まだ美味しくなさそう・・・

 

フジの実には細かい毛がたくさん生えていて、少しモコモコ。細めのインゲンマメみたい?

 

今回ご紹介した樹木は、公園内の様々な場所で見ることができます。
季節の移り変わりを観察してみてくださいね!

詳しいお話が気になる方は、是非ビジターセンターまでお越しください♪

(まっつん)

池からの旅立ち

カキツバタに続いてスイレンも咲き始めた帰真園の池

 

今年もアズマヒキガエルのオタマジャクシがカエルになって、池から旅立っていきました!

 

おや?オタマジャクシだけではなく、他にも誰かが池から旅立とうとしているみたいです。

池の岸を見てみると…

シオカラトンボが羽化していました!ヤゴだった頃の自分の抜け殻に掴まっていますね。

寒い冬を乗り越え、大空へと旅立つときが来たようです!

 

羽化したばかりなのでまだ翅を乾かしているみたいです。

翅に水滴が付いているので風で飛ばされて一度池に落ちてしまったのかもしれません…。

なんとか岸に這い上がって今度は落とされまいと頑張って石に掴まっているようでした。

アズマヒキガエルもシオカラトンボもまた姿を見せに元気に池に戻ってきてくれると嬉しいですね!(まこちゃん)

※帰真園では動植物の採集・持ち帰りは出来ません。生き物を見つけた時は捕まえずにそっと見守って観察してあげてください。ご協力をお願いいたします。