投稿者「ces-futakotamagawa」のアーカイブ

春がきた!ふれあいプログラム 3/15【自然解説員とゆく 生き物さがし!】実施します♪

今週は寒い日が続いていますが、暦の上では啓蟄もすぎ、二子玉川公園でもカエルが目覚めたり、つくしが顔をのぞかせていたり、花の香りが漂ってきたり…春の訪れを感じるようになりました。

本格的な春が待ち遠しいですね。

さて、来週土曜日に、ふれあいプログラムとして、自然ガイドウォークを実施します。

小さなお子さんも大歓迎♪
はじめての自然観察にもおすすめです。
生きものに詳しいスタッフと一緒に、二子玉川公園とその周辺の生き物を探してみませんか?一人では気づかなかった小さな春がきっと見つかりますよ。

【日時】3/15(土)14:00~14:45 雨天中止
【当日受付】 13:50よりふれあい休憩室前にて
【定員】 先着15名。小学2年生以下は保護者同伴
【場所】 園内もしくは多摩川河川敷
【参加費】無料
【持ち物】 汚れてもいい服装、防寒着、飲み物などお持ちください

ご参加お待ちしています!

帰真園には富士山がある?!

明日から3月ですね。

暦ももうすぐ「啓蟄(けいちつ)」に変わり、生きものが動き始める季節、スタッフも「いつヒキガエルが出てくるかな」「ウグイスが鳴き始めたよ」とワクワクソワソワしています。

梅も見ごろの季節、葉がたくさん茂る前の今がみやすい「富士山」たちをご紹介します♪

二子玉川公園の「ナチュモコガーデン」からは毎冬、お天気の良い日に本物の富士山に出会えますが、じつは公園内にも「富士山」があり、いつでも見られるんです。

じゃーん?!こちら正面の石が帰真園の「二子帰帆河岸」からみた富士山です。富士山の形に見えるでしょうか?

帰真園は多摩川の源流から二子玉川までをテーマとした庭園で、こちらは近くの多摩川をイメージして作られています。実際の富士山も、帰真園の外、本物の多摩川の向こうに位置しています。

続きまして・・・二子帰帆河岸から遠くに見えるのは「小富士」です。

こちらです。ちょっと小さいですが、帰真園の外にあって、サツキやドウダンツツジの花が咲き、雪をかぶった富士山になることも。

こちらも、よーーく目をこらすと

帰真園の外にある「富士見台」がちょっぴり見えています。帰真園内からはほんものの富士山は見ることができませんが、この先に富士山があるよ!という目印にもなっています。

木々の葉が茂る前の今は、帰真園からも見やすい富士山です。探してみてくださいね♪(みほねえ)

 

帰真園で命のスペクタクルに迫る!

まだまだ寒い2月…二子玉川公園にある日本庭園「帰真園」では”ある生きもの”達による命のスペクタクルがくり広げられます。毎年この時期が近づいてくると「今年はいつ頃か」ソワソワしだす公園スタッフもチラホラ…

その”ある生きもの”とは…もう皆さんもお気づきですね!

そう!ヒキガエルです。

公園で飼育中の個体。 通称”地蔵” 6歳

さてヒキガエルたちは何のために集まるのか?かれらがくり広げる「命のスペクタクル」とは?

それは繁殖のため、つまり新しい命を産み出すためです!

普段は公園内やお家の庭先など公園周辺で暮らしているヒキガエルたちが「繁殖」の時期になると集まってきます。場所によっては数百匹のカエルの雌雄が集まり、メスをめぐるオス同士の争奪戦「カエル合戦」が行われるようですが、二子玉川公園では今のところ多くても10数匹程度で「合戦」が行われているのは確認できていません。

 

ペアが決まるとメスの背中にオスが抱き着き交尾(抱接)が始まります。「合戦」の場合はこの間にも他のオスが集まり、1頭のメスに複数のオスが群がっていることも!

「抱接」する雄雌 下の大きな個体がメス 2023年

 

産卵の様子 2024年2月

例年は今頃になると繁殖のために集まってきた姿を確認していますが、今年はまだ現れません!

感覚ですが「雨上がりまたは小雨の降る、湿ってやや暖かく感じる日の夜」に集まってくるため、寒波の影響や雨量が影響しているのかもしれません…

(様々な条件が重なり集まってくると考えられ、まだしっかりと解明はされていません。)

カエルの発生状況は引き続き確認していきます。情報はビジターセンター1階ふれあい休憩室「アズマヒキガエル展」で随時公開していくので皆さま公園に遊びにいらした際はぜひ見にきてください!

最後になりますが…

もともとカエルの中でも乾燥に強い種類で、主に地上で暮らしているため公園やお家の庭先で暮らすことができますが、23区の住宅地で暮らししっかり繁殖を続けていることはすごいことだと思いませんか?(二子玉川公園ができる以前の繁殖地や公園の池に集まるようになった理由は不明です。)

利用者の皆さま!そんなカエルやオタマジャクシたちをぜひ温かく見守ってあげてください。

1頭のメスから数千匹産まれるオタマジャクシですが、成熟して子孫を増やせるようになるのはその中で数匹と言われています。

二子玉川公園のカエルたちを絶やさないためにも、むやみな「採集」はせず「観察」に留めて頂けると幸いです!

 

(やたっち)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受付終了 こどもグループ「たまがわ🐞たんけん」

春の多摩川河川敷で冬越しをした昆虫やお花を観察します!見つけた植物をペタペタ貼って「はるのメダル」もつくりますよ。

日時

2025年3月9日(日) 11:00~12:00

場所

集合:眺望広場(園内カフェ隣)

実施:多摩川河川敷

※集合場所でスタッフとこどもグループサポーターがお待ちしています。

対象

どなたでも(小学2年生までは保護者同伴必須)

定員

定員に達したため受付終了しました。

持ち物

汚れても良い、帽子、軍手、飲み物など

※うごきやすい靴、長袖、長ズボン推奨

※河川敷は日陰が少なく、強風の可能性もあります。適宜日除け、防寒対策を

お願い致します。

申込

2月21日(金)10:00から開始

ビジターセンター窓口またはお電話で 受付時間10:00~17:00

二子玉川公園ビジターセンター 03-3700-2735

3月8日(土)帰真園「日本庭園で木の観察とミニネームプレートづくり」

樹木のぬくもりを感じながら日本庭園内を散策。

お子さまでも簡単に作れる木のミニネームプレートを作ります!

日時

2025年3月8日(土)10:00~11:00 
 ※集合時間:9:50にビジターセンター
 ※雨天中止

対象

未就学児から小学校低学年とその保護者

定員

10人(先着順) 定員に達し次第受付終了

場所

帰真園 
 ※集合:二子玉川公園ビジターセンター(3階)

受付

2月21日(金)10:00から開始 

ビジターセンター窓口・電話で事前受付 受付時間10:00~17:00

お問い合わせ先

二子玉川公園ビジターセンター 電話03-3700-2735(8:30~17:00)

 

【みどりグループ】3月の予定&2月の定例会議報告

みどりグループの3月の活動予定です。

2025年3月カレンダー

3/8(土)は堆肥の切り返しを予定しています。
汚れても良い格好でご参加ください。

2/15(土)の定例会では、以下の確認を行いました。

①2,3月の予定確認

②次年度やりたいこと、検討したいこと
10周年植樹エリア、ナチュモコガーデン、いのちの森、こども花壇を
実際にまわりながら、意見出しを行いました。
様々な意見が出ましたので集約し、次回定例会にて「次年度の目標」としてまとめたいと思います。

※詳細はみどりグループスタッフにお声かけください。

こどもグループ&図書館カウンター主催2月19日(水)「絵本の読み聞かせ と ちょこっと自然あそび」

絵本の読み聞かせや手遊びで楽しんだ後はハロウィンにちなんだ「秋の王冠づくり」クラフトをします!

日時

2025年2月19日(水) 14:00~15:00

場所

ビジターセンター1階ふれあい休憩室

※イベント当日は1階ふれあい休憩室は終日閉館となり、参加者のみ入館できるようになります。

ご利用の皆さまにはご不便をおかけしますが、何卒ご理解とご了承をお願い申し上げます。

尚、授乳室の利用はどなたでも可能ですので、ご利用の際はお声がけください。

対象

未就学児 と その保護者

定員

読み聞かせ…特になし

自然あそび…13:40より先着20名に参加券配布

持ち物

クラフト物を持ち帰る袋

申込

当日受付 13:40~ 1階ふれあい休憩室前

二子玉川公園ビジターセンター 03-3700-2735

3階ビジターセンターで展示中のウシガエルの紹介

今回は3階ビジターセンターで新たに始めた小さな展示を紹介します。

※カエルが苦手な方はご注意ください。

一見、普段と変わらない内装ですが、何やらめくれるところがありますね。

めくってみましょう。

 

 

 

…!?

出ました、巨大ガエルです!!

これは実際に帰真園で捕まえた「ウシガエル」という種類のカエルの剥製です。

生きていた頃は鼻先からおしりの先まで15.5㎝もありました。

(剝製となった今は縮んでしまい、もう少し小さいです)

 

ウシガエルは「ヴォオオーン、ヴォオオーン」と鳴き声が牛に似ていることから名付けられました。

最大18㎝ほどになり、国内でみられる最大のカエルになります。

 

ふれあい休憩室の6年目のアズマヒキガエルと比べるとこんなにも違います!

左:アズマヒキガエル(生体)、右:ウシガエル(剥製)

もともと日本にいたカエルではなく、原産地であるアメリカから1918年頃に食用として持ち込まれたのがきっかけで、今では全国各地でみられるようになりました。

口に入る大きさであれば、昆虫、アメリカザリガニ、他のカエル、魚類などほとんどの生き物を食べてしまいます。小さな哺乳類や小鳥を襲うこともあるそうです。

水辺に棲む多くの在来生物や他のカエルに大きな影響を与える存在として、2005年に特定外来生物に指定され、飼育や生きたままの運搬などが規制されました。

そんなウシガエルが帰真園でも定着してしまい、鳴き声が聞こえたり、姿が見られるようになりました。

2022年5月24日帰真園で撮影されたウシガエル

今回剥製にした個体は、2024年10月29日に帰真園の池で増えすぎた水草を除去する際に捕まえました。

捕獲されたウシガエルとその他外来種たち(アメリカザリガニ、ニホンアカガエル※国内外来種)

外来種を捕まえた場合、通常は殺処分して埋めていますが、今回捕らえたウシガエルはあまりにも立派!

埋めるには惜しい…けど特定外来生物だから生体展示はできない…

そうだ、剥製にしよう!

と思い立ち、剥製にして展示するに至りました。

剥製は、皮は本物ですが、中身は詰め物になります。

頭と胴体の部分は花の吸水スポンジで作りました。

脚の部分は綿を詰めて形にしました。

ちなみにお腹側はこんな感じです。

余談ですが、他のスタッフが「科が違うのに、お腹がアズマヒキガエルと似た模様なのが面白い」と言っており、たしかにと思いました。

剥製を作るにはいくつか手順があるので、もし気になる方がいらっしゃいましたら私「こば」にお声がけください。

地域の生き物の拠り所になっている帰真園ですが、本来いないはずのウシガエルも住み着いていることを展示やこの記事を通じて知って頂けたらと思います。

ビジターセンターに来館された際は是非その巨大さを確かめてみてください!

(こば)

 

 

※募集締め切り 2/22(土)帰真園「ちびっこ自然あそび&おひなさまかざりづくり」実施します!

定員に達したため、応募を締め切りました。
たくさんのご応募、ありがとうございました。

帰真園の自然を楽しみながら、自然の落としものでおひなさまかざりをつくるよ。

0歳さん、子ども用バギーでの参加も大歓迎!お手伝いの必要な方、お気軽にお声がけください✿

日時

2025年2月22日(土)13:30~14:30 
 ※集合時間:13:20にビジターセンター
 ※荒天中止、少雨時は内容変更して実施

対象

0才からどなたでも *小学生以下は保護者同伴

定員

10人(先着順)

場所

帰真園 
 ※集合:二子玉川公園ビジターセンター(3階)

受付

ビジターセンター窓口・電話で事前受付

お問い合わせ先

二子玉川公園ビジターセンター 電話03-3700-2735(8:30~17:00)

冬芽、いろいろ

ウメの花が咲き始め、春が近づいてきているように感じられる二子玉川公園。
今回は、もうすぐ見られなくなる「冬芽」をご紹介。
寒い時期に葉を落とした樹木は、春に備えて新しい葉をつけたり花を咲かせたりするための準備をしています。そうした葉や花となって生長していく部分が冬芽です。

まずは、ハクモクレン。
白くてモフモフ。見た目もかわいらしく、思わず触りたくなります。

続いて、アジサイ。
こちらは葉っぱが落ちた痕(葉痕)と一緒に見ていると、顔がついているように見えてきます。

最後は、ヤマボウシ。
ワッフルコーンのアイスクリームみたいに見えませんか?


暖かくなって葉や花が出てくるまでの今が、冬芽を見る最後のチャンスです!
自分なりの見方で、お気に入りの冬芽を見つけてみてはいかがでしょうか?
(あいあい)